若王子神社は祭神の天照大神の別号「若一王子」に因み、洛中における熊野の那智社にあたり、洛中熊野三山の分霊を祀っています。境内には末社の夷川恵比須社があり、等身大の恵比須様が祀られています。恵比須像は室町時代の作で足利義政は寛正6年(1465)花を愛でて宴を開いたと伝えられています。ここは桜の名所だそうです。
神社の背後の滝は那智の滝を表し、後白河法皇は熊野御幸の際、ここで身を浄め、新熊野で第一回の休息をとられ、伏見から淀川を下り、紀伊へ向かわれたそうです。法王、上皇の熊野御幸は延喜7年(907)〜弘安4年(1281)の亀山上皇まで100回以上続き、後白河法皇は34回も出かけられました。洛中熊野三山とは熊野神社、新熊野神社(いまくまの)の三社です。
又、境内の入り口にある梛(なぎ)の木はご神木、樹齢400年余で熊野三山詣や伊勢参宮の時に禊(みそぎ)されたそうです。ここのお守は梛の葉とか。
宝形は明治の廃仏毀釈まで持仏堂の屋根上にあったものでお堂には薬師如来像があり、現在は奈良国立博物館に国宝として保存されているそうです。
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